M氏から恋文

華笑(KAE)

2010年03月30日 22:25

皆様ご存知?の亡義父の親友M氏
ときおりマイブログに登場の叔父様です。

そのM氏、先の日曜日に宝塚歌劇観劇デビュー
そのM氏から、早速恋文が送られて来た





封印のシールがちょっと可愛い






了解を得てのご披露です。
本文そのままです。

『街中で別嬪さんを見かけなくなった昨今、わかりました!
才媛、容姿ともに非の打ち所の無い娘さんを
宝塚歌劇団さんが全部全部取り込んでしまっていたのです。

晴れやかな舞台に、縦横に走る七色の光線に三十人、五十人の
清く正しく美しき宝塚の乙女達を見ていてうっとり・・
これ以上のものはこの世には見当たらないまるで竜宮城にやって来た浦島太郎状態に。
それは幕があがってすぐで、そんなに時間がかかりませんでした。

ツアーバスの隣席の、すっぴん素顔のおばちゃんが(貴方位のご年配か?)なかなかの
宝塚通で、初めて観劇体験の小生に、あれこれと手助けをして下さいました。
劇場の座席も隣となるように添乗員さんにお願いをしてくださいました。

そのおばちゃんは自前の双眼鏡をお持ちで、小生にも是非是非是非オペラグラスを
借りてお楽しみなさいと・・。
仰せのままにレンタルオペラとやらを借りました。二階席から見える見える!
その美しさや表情を堪能させて頂きウットリ

「項羽と劉邦」虞美人をめぐるストーリーなどどうでもよくなりました。
おばちゃん曰く、この劇場に入って来るだけで感激の絶頂になりますのと
その表情はとても美しかったです。
その熱気未だ覚めやらぬまま、カフェテラスでそのおばちゃんとコーヒーを飲み、
楠の大木の下で
「おじさん、良かったでしょ?」「うん!良かった!良かった!」と
若返らせて頂き、元気を存分に頂戴し、大幕を引きずったまま帰路のバスに乗り込み、
いつか近いうちに洋物もみたいなと思いました。
おばちゃんの名前も聞けずに早別れの時が・・・早春の夢物語はバスの中に残して
先に降りられたおばちゃんの姿が見えなくなるまで手を振り合って
幕がおりました。
ご老体のおばあ様達も何人がツアー中においででした。遠い娘の頃の思い出と
重ね合わせてご覧になられているのでは・・と思い眺めていましたが
その廻りの方々のいたわりの言葉や様子がとてもよろしかったですよ。

ひょっとして貴方も?と劇場内にお姿を気にしておりましたが
あの大勢の行き交う人人に圧倒され貴方を探す事は叶いませんでした。
宝塚一年生の小生、これからは折あらばとそんな気持ちにさせてくれた
初観劇でありました。』

昭和4年生まれのM氏、宝塚観劇デビューの感想でした
(注:手紙の中に登場の「すっぴん素顔のおばちゃん」は50代かと思われます。
50代になると・・・80代の伯父さんからもおばちゃんと呼ばれるのですね)

M氏が初観劇された3月28日の宝塚大劇場の様子です









桜が綺麗↑
でも、マリーアントワネットはもっと綺麗↓











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