雪組公演「カラマーゾフの兄弟」を観劇してきました。
点滴を受けて7種類の錠剤のお薬を飲んで、やっと辿り着けたこの公演、
もちろん劇場への道中はお顔に大きなピンク色のマスクを付けて
「カラーマスクのいとこ」で行きましたわよ
昨日の観劇は久しぶりに
ヅカ友いとこと一緒に。
ランチを共にしましたが喉が痛くて呑み込めず
お店の方のは
「お味がお口に合いませんでしたでしょうか?」などと気を遣わせてしまったりして
「いえいえ・・喉が痛くてね・・ごめんなさいね~」と、さり気無くお薬の数々を
テーブルに並べたりして
ところが・・!観劇後はあら不思議
喉の痛みは何処へやら~
ビタミンTだか?抗生物質Tだか?何がなにやら解りませんが、
とにかく喉にあった激痛が無くなった事は事実なのです。
大好きなアップルパイを
パクパク食べながらヅカ友いとことのお話は弾みました
恐るべしヅカパワーを体感した昨日でありました
昨日で私の2008年の宝塚観劇は見納めでした。
〆となった昨日の観劇感想はこちら↓
よろしければポチットねバレ有り
いつものようにあらすじは省略m(__)m
手抜き予習をして行った私・・そんなもので良かったかも
今回の「カラマーゾフの兄弟」はやはり宝塚歌劇ですから、
男と女の愛をからめたお話が中心に描かれていました。
齋藤先生には失礼なのですが・・あまり期待せずに出掛けたのが真実です。
でも、幕開きから直感!「良いかも~」
幕開きにスクリーンに映しだされるキャストの紹介映像・・その何分かで21世紀の現代から18世紀に
そして幕が開くとそこは法廷。
この場面で
「世界最高峰の文学作品」のミュージカルを観に来たのだわ~と感じ始めました。
作曲・編曲担当の先生は「エルアルコン」を担当された先生とあって、
今回も曲の感じは「エルアルコン」
お芝居の中では沢山の歌が散りばめられていて退屈はしませんでした
曲の話がらみで言えば、となみさんが一曲歌い上げる場面がありますが、回を重ねてとなみさんが
頑張れば最高の見せ場になります
今回の登場人物は(予習した本の中で亀山氏も仰っていますが)皆さん
「感情過多」
なので、私はチョッとついて行くのが大変でした
おそらく上演時間が短いという事もあるのでしょうが、皆さん心がコロコロ変り易くて
場面転換も多く途切れ感は多々ありましたが、いつもの「トントンカチカチ」という大道具さん音は
無かったので気になりませんでした。
ドミトリーを演じる水さんは、父と対立する熱血漢に水さんのナイーブさをプラスして
予習で想像していたドミトリー像とは少し違った素敵な?ドミトリーを演じていました。
最後は監禁の末の不精髭までつけて、でもこれが素敵そしてシベリアに流刑される場面の
グルーシェニカとの抱擁は手錠をつけたまま・・これが又素敵齋○先生と言うより・・正○先生風
さてそのグルーシェニカなんだけれど、
私にはこの人の良さが解らない
ただ官能的で妖艶な女性に惹かれたというだけではなく、きっとドミトリーにとっては自分が始めて
心から愛した純愛の相手だったのかもしれませんが。(カテリーナって婚約者の存在を思うと・・)
ですから、私はとなみさん演ずるグルーシェニカを一生懸命観て、
この人の本質を観ようとするのだけれど・・
となみさんが発する台詞だけが観えるだけで、その奥が観えませんでした。
何回か観劇すればとなみさんの演技の奥にグルーシェニカの本質を読み取れるのでしょうか
この御芝居をただのメロドラマとしてとらえないとした時、主人公は
ゆみこイワンではないでしょうか?
ゆみこさんは、この難しい役を専科の
五峰さん演じる「幻覚」とともに上手く演じていらっしゃいました。
ので、イワンに絡む
スメルジャコフの彩那音さんもとても勉強された演技だったと感じました。
先月の公演で和さんに感じた感覚・・『あれ~この人綺麗な○け~だと思っていたけれど
こんなに成長なさったんだ!』と言う同じ感を持ちました。
お若い方には難しいお役もありました。
サムソーノフさん・・こちらはやはり専科さんのお力をお借りできれば・・。
演じていらっしゃった谷みずせさんが如何こうでは無く、お若い方よりご年配が!
と言うお話です。
この調子では、お一人ずつ書いていると終われません
昨日の感想を一言でとすると・・・
「最後のフィナーレーでガックリ、
やっぱり出て来た~齋○先生キャラ!」
いつもどんなに難しい演目でも
最後のフィナーレを楽しみにしているのが宝塚ファン
でも・・昨日はね~フィナーレでガックリした私です。
でも・・こんな感想は私だけかもしれませんね
お気にさわればお許しくださいませm(__)m