今日は五月一日。
毎月、一日は映画の日なんですってね?知りませんでした
JRを乗り継いで行って来ました
映画『阪急電車』
まずはその前に腹ごしらえ
「立命館大学朱雀キャンパス」内にある
「TaWaWa」で。
私は、グリーンカレーをチョイスしました
美味しく頂いて小雨の中 映画館へ急ぎました・・あれっ?私、やっぱり雨女
「阪急電車」はどうしても見たかった映画です。
昔の私の口癖は
「結婚するなら条件は一つ、お相手は阪急沿線在住の方と」
どこでどう間違ったのか・・JR湖西線沿線の方と結婚して早や30年
何故なのか?昔から「阪急沿線」は私の憧れでした
その思いの理由の一つに、宝塚大劇場が関係している事は確かですが
それだけでは無く、阪急電車の乗客の雰囲気が好きでした。
たまに阪急電車に乗ると、
英字新聞を広げている紳士が、華美ではないけれどとても品の良い主婦が、
関西学院の大学生が、制服に身を包んだ小学生が・・・そんな人々が乗客でした。
・・そんな人達の日常を想像しながら電車に揺られ、大劇場まで行ったものです。
そしてそれは京都の田舎暮しの私にとってとても憧れでした。
電車の中の人達は、どの方も幸せいっぱいに見えました。
独身のあの頃の私は、阪急沿線の方と結婚すれば、
私もその幸せな阪急電車の乗客の一人になれそうに予感していました。
今日の映画はそんな私の目を覚まさせてくれました。
どこで生きていても人は皆、幸せ向かって頑張っているのだと言う事。
私が出会ったあの英字新聞を読んでいた紳士も、品の良い主婦も
明るかった大学生達も、おりこうそうな小学生達も・・
みんな悩みも苦しみもあっただろうけれど、
頑張って自分と戦って幸に向かって努力して、
あんなに幸せそうな顔で阪急電車に座っていらっしゃったのだと今頃気がつきました。
今日の映画、登場人物がそれぞれ悩み苦しみを抱えていますが
阪急電車で同席したというだけの一期一会の方に導かれて
今の自分の苦を克服していきます。
最も素晴らしい事は、導きを受けた人は、又新たな方に幸せへの導きをします。
上演中、私は何度も涙が溢れました。
久しぶりに、心根に沁みました
お時間ある方は、どうぞ 見てみてください
追伸
一つだけ悲しかった事。
それは、電車の中でワイワイ騒ぐおばさん達が描かれていますが
どうみても私と同年代
何だかな~
世間一般常識として・・・設定年齢は、そうなんだな・・・
その設定にちょっとムカッとした事は事実
少し・・悲しい思いが残りました。