歌集
今年 早春から準備を始めた義母の第一歌集が出来上がりました。
半世紀近い歌歴の数多い作品の中、平成元年から今日までと期間を限定し
その中より400首あまりを撰び、第一歌集としました。
なので・・平成元年以前に亡くなった義父を詠んだ歌はあまり無く
歌集の題名は
『かたかごの花』
『憂いなき余生でありたしひっそりと雑木林にかたかご咲きつぐ』
この一冊の歌集の中に義母の人生があります。
素朴で勤勉な義母の人柄を改めて感じました。
以下 拙作句
『来し方は歌集の中よ浮いて来い』 (こしかたは かしゅうのなかよ
ういてこい)
『手に柔き上梓の歌集星涼し』 (てにやわき じょうしのかしゅう
ほしずすし)
『初歌集高く積まれて夏座敷』 (はつかしゅう たかくつまれて
なつざしき)
『歌集閉じ夏帯確かと締め直す』 (かしゅうとじ
なつおびしかと しめなおす)
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