レイクサイドの日々是好日♪

短編集届く♪

2013年07月19日

ずっと憧れている先生が
この度短編集を上梓、私にも送ってくださいましたicon06

短編集届く♪



藤波舞様のデビュー短編集です本

『いずれも高齢の女性を主人公に、人生の終末期を描いた渋味深い短編集である。
死を前にした老女それぞれの心理に深く筆を入れつつも、軽妙さをもって纏めあげている。
全編、老いることの魅力満載である。』 帯文より

7作品のすべての主人公が90歳代の女性。
私にはずっと遠い事の様に思えたりもするけれど、
それでも主人公7人の思いに共感を覚えました。

偶然にも今年、私が結社の新人賞に応募した作品も
老年の女性を詠んでいます。

拙い句ではありますが、メモしておきます。

        『お祖母さま』

『春しぐれ毛氈紅き人力車』

はるしぐれ もうせんあかき じんりきしゃ)

『ふらここや一姫二太郎育て貫く』
ふらここや いちひめにたろう そだてぬく)
                          
『夏草や旅は生涯一度きり』
なつくさや たびはしょうがい いちどきり)

『落蝉の生き切ったといふ軽さかな』
おちぜみの いききったといふ かるさかな)

『星祭元結とり出す姫鏡台』
ほしまつり もっといとりだす ひめきょうだい)

『秋袷紫煙燻らす細き指』
あきあわせ しえんくゆらす ほそきゆび)

『本家てふ鎖の重し雪五尺』
(ほんかてふ くさりのおもし ゆきごしゃく)

『平成の世を知らぬまま雪蛍』
(へいせいの よをしらぬまま ゆきぼたる

『初明り祖母の櫛の歯いと正し』
はつあかり そぼのくしのは いとただし)

『春着とていつも好みの縦の縞』
はるぎとて いつもこのみの たてのしま)

10句に詠んだのは私の実祖母kao08
先生のご本の主人公の昭乃様、千代様、琴乃様、キワ様、園子様、ヒサ様、寿美様には
程遠い私のお祖母ちゃんではありますがkao08
それでも 私にとってはかけがえの無い明治生れのお祖母ちゃんでしたicon06


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Posted by 華笑(KAE) at 17:31 │俳句憧れ
この記事へのコメント
華笑(kAE)さん

こんばんは   初めまして~m(__)m
ご丁寧にコメント有り難うございました。

宝塚歌劇と俳句を楽しんで居られるんですね。

宝塚歌劇は夢のような世界ですが、数える程しか行ってません。
ごく最近でも4年前位になるでしょうか~?
知ってる方のお孫さんの初舞台に誘われ、バス一台に地域の方が集まり応援に行きました。

俳句は憧れで終わりそうです~^^; 
お祖母さんの句 私の祖母や母とも重なりました。

今後ともよろしくお願いいたします。
Posted by パルパル at 2013年07月19日 22:11
パル様

おはようございます。
そして、ようこそお越し下さいましたm(__)m

パル様のように絵心があれば、あれもこれも描いてみたいと
思うのですが・・^_^;
なので、美しい舞台を観て楽しんでいます♪

<初舞台に誘われ、バス一台に地域の方が集まり応援に行きました。

初舞台公演は毎年感動をもらいます。良いですよね。
どうぞ、その初舞台生さんの今をもう一度ご観劇してあげて
くださいな♪また 感動を貰えますから(^_-)-☆

パル様 どうぞ今後とも宜しくお願い申し上げます。
Posted by 華笑(KAE)華笑(KAE) at 2013年07月20日 10:59
 華笑(KAE)さん、こんにちは

歌集「涼しいうさぎ」、ぶじに届いた様子・・喜んでいます。
琵琶湖に託し、とても優しくしみいり、いつか絵のような
郷愁の世界へを誘ってくれますね、

それと、いつも 感心してますのは ほんとうによい
タイミングで 適切なコメントをいただいて・・・感謝です。

ところで実のお母さんを詠まれた10句、この一句!
すごい、一句!目にしました。

『落蝉の生き切ったといふ軽さかな』
(おちぜみの いききったといふ かるさかな)

華笑さん 最近はコメントする俳句のご紹介が少なくなっていますが
胸にズキリと刺さりました。
そして、いききったという壮快さ! 落ちたセミも満足でしょう・・

こんな言葉を残せる人生を過ごしたいモノです(笑)
Posted by 風 at 2013年07月23日 15:47
風様

このたびは大変お世話になりましたm(__)m
『涼しいうさぎ』に感動しつつ、パル様のお心遣いに
感動して、もう一つパル様の美しい文字に感動!
近日は、そんな日々をすごさせて頂きました。

俳句のカテゴリーを開けてビックリ。
およそ一年くらい俳句のブログでの記録をしていなかった(@_@;)
拙句、毎月7句は詠んでいますから・・12×7=84句。
記録しておかないとイケナイ!イケナイ^_^;

落蝉の句は私も好きな句です。
<こんな言葉を残せる人生を過ごしたいモノです(笑)
こんなコメントを頂けたのでチョ~嬉しいです。

小川軽舟さんの句に

『死ぬときは箸置くやうに草の花』

私の大好きな句です。
死ぬとき、「あ~美味しかった。御馳走様でした。」
と頂いた食事への感謝と充実感をもって、使っていた
お箸を静かに置く。人生の最後をそんなイメージで終われたら
最高だと思います。
まさに、「こんな言葉を残せる人生を過ごしたいモノです」です。
Posted by 華笑(KAE)華笑(KAE) at 2013年07月23日 17:35
暑中お見舞い申し上げます。

憧れの方の短編集は、タイトルも面白く素敵ですね^^。

華笑さんの俳句の方は、とても新人賞に応募とは思えないほどの
作品がならび、取り合わせの句が殆どですが季語が生かされて
いて、色んな思いや場面が想像されて楽しめました。
春夏秋冬と新年を二句ずつに構成されたのも、お祖母様の一生
を見るようで素敵ですよ!。

今年の関西俳句連盟の夏季吟行大会は、宝塚の方で開催され
るとの案内がありますね。

華笑月7句と言わずに、どんどん量産して頂きたいと思います^^。
Posted by 司 at 2013年07月24日 16:10
済みません、最後「さん」が抜けてました。

相変わらずの、慌て者です(--;。
Posted by 司 at 2013年07月24日 16:12
司様

暑中お見舞い申し上げます。

短編集、とても面白い短編ばかりです。
主人公がすべて興味深い女性ばかりです。
作品の舞台は京都と比叡山あたりが登場するので
身近に感じます。
本の装丁も面白くて♪かと言って、軽くなく、そしてけっして
重くなく!なのですよ。絶妙です。

短編集が偶然にも年老いた女性の作品だったので
自分の拙句もアップしました。
まだまだ・・ではありますが、おばあちゃんへのレクイエムとして
10句は丁寧に詠みました。並べてみたら、けっこう私らしく無い
句だったかもしれません^_^;

関西俳句連盟のほうでは、何度か「宝塚ソリオ」での句会の
お知らせを目にしています。が、毎回悩んでパスしています^_^;
まだ・・今のところ・・・眼下に大劇場をみて句会に集中できる
自信がありません^_^;

司様、もしご参加されましたら、宝塚の町の一句
楽しみに待っています♪


<済みません、最後「さん」が抜けてました。
ご丁寧にm(__)m
お気遣い無くで~す。

当ブログ、コメント削除はブログ主しか出来ないシステムなので
ご迷惑をお掛けして申し訳ありませんm(__)m
Posted by 華笑(KAE)華笑(KAE) at 2013年07月24日 17:49