東宝版エリザベート
昨日は梅田芸術劇場にて、
東宝版「エリザベート」を観劇。
今日まで何度も東宝版は逃がしていて(前日折りではありません)
チケットを取っては人に譲っておりました
今回はやっと観る事が出来ました
さて・・今回のお目当ては
元宝塚歌劇団生の寿ひずる様のゾフィ皇太后
観たかったのはゾフィ皇太后ですが、本当は「寿ひずる様」に会いたくて~会いたくて~
出かけたのかもしれません
終演後にお会いする事が出来ましたが、いつもと変らぬ素敵な
イーちゃんでありました
本当にこの優しいイーちゃんが、あの恐いゾフィ
御芝居・お歌ともにお上手なイーちゃんに感動の日でした
初めての東宝版エリザベートはこんな感じを受けました。
誤解あらばお許しくださいませm(__)m
初めての東宝エリザでしたから、以前の様子がわかりません。
ただ、回数を重ねていらっしゃるので、どうも皆様に「いろいろな癖」が付いているような?
山口トートのお歌・・優しくて大らかで・・なのだけれど、演歌で言うと小節が回る?の様な?
高嶋ルキーニさんの台詞・・・正統?なルキーニからちょっと外れて遊びがあるというのか?
(正統なルキーニって、それってどうなの?ではありますが・・)初見の私にはとても気になる
台詞の言い回しでした。
コムちゃんシシィ・・・凛としていらしてとても好感のもてるシシィでした。欲をいえばお歌・・もですが、
綺麗な美しいコムちゃんですから、彼女の
エリザベートの肖像画での登場を見たかったと思いました。
一幕の最後の登場は、やっぱり肖像画で・・・確かウィーン版で観たような?!
石川フランツ・・・二隻のボートではコムちゃんの歌を支えてまるで良い夫婦に見えました
この場面は、いつも泣いてしまう場面なのですが、昨日私は、この場面だけは物語からはずれて
お二人の息のあった歌に聴きほれておりましたそれって・・ちょっと私、変ですね
シシィの実母さん役の
春風さんとシシィのお姉さん役の
南さん、どちらも元ジェンヌさんですから
登場ごとに大きな拍手を致しました
OGさんのこのように頑張っていらっしゃるお姿を観る事は、ファンとして誇りを感じる時です。
・・って自分が育てた訳ではありませんが
シシィの
パパの村井さんの歌声に感動しました宝塚版では無い場面ですが、ウィーン版であった
2幕の「パパみたいに」があったので嬉しかったです。
それは
ゾフィの歌も同じです。宝塚版ではなかったもので、ウィーン版で観た時に涙が出た歌でした。
(ゾフィだって!ゾフィだって・・いろんな思いで生きているのよね~)
イーちゃんのこの歌が聴けた事は感動でした
もっとも涙を誘ったのは、
子フドルフの石川君、一生懸命、はっきり、切なく・・満点でありました
大人になってからの
ルドルフは伊礼さん。(朝の楽屋口に女性達がワンサカいらっしゃいましたが
お目当ては彼のようでした。)初めて観た方でしたが、歌が上手い方なのだと思いました
相反してダンスは?と思いました
イケメン揃いの黒天使・・私はあまり好きではありませんでした。何故?なのか?
自分でも判りませんが??振り付け?かな~???いえ・・これは私の見解ですm(__)m
初見なので解らなかった事も沢山ありました。
なので・・尻切れトンボ・・な感が残る場面も多かったです。
もう一度観れると良いのですが
最後に天昇するシシィとトートを想像していましたから、棺に納まるシシィには驚きました
昨日観たエリザベートは
「シシィとトート、この二人が愛で結ばれてそしてシシィは安らぎを得る」
というのではなく、
「棺の中で、黄泉の国で、やっとシシィは安らぎを得た」と私は理解しました。
特記すべきは
ヴィンデッシュ嬢を演じてらした河合さん
この方の歌声で、一度エリザベートの各ナンバーを聴いてみたいと思いました。
そんな役者さんに出会えた昨日の舞台は
本当に素晴らしいものでした
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